https://youtu.be/6yLEucZOW0s
おはようございます！
今日は、中村天風さんについてお話したいと思います。
天風さんは、悟りを開いた日本のブッダです。
そして、その悟りから得た、
宇宙・生命・人間・人生について
多くの人に伝えることを使命として生き抜いた人です。
私は、その内容について、
「運命を拓く」という書籍によって知りました。
今回は、天風さんの
前半、第一部ということなのですが、
最初にお話したいのは、
やはり、偉業を成す人というのは、
生まれ落ちたときの気性が違いますね。
平凡ではありません。
激しいくらいの負けず嫌いで、
やるとなったらとことん突き詰める、
で、絶対一番、優位に立たねば気が済まぬ
という性格を持って生まれました。
それは、
幼少期の天風の生命力そのもので、
俊敏な身のこなしと頭脳の回転の素早さは、
悪戯や喧嘩として噴き出したんです。
その激しさはというと、
たとえば、天風が喧嘩をすると、
相手の指をへし折るか、耳を引きちぎる程の徹底ぶりだった。
恐ろしい・・・
でも、まだあります。
天風が中学三年生のとき、
柔道の試合の遺恨から、
出刃包丁を持った中学生ともみ合ったんです。
たぶん、逆恨み的なことだったと思うのですが、
その出刃が相手の腹に突き刺さって
死んでしまったんです！
で、取り調べの結果、
正当防衛ということで釈放されましたが、
中学校は退学になってしまいました。
で、この後です。
歴史に名を残すような人にありがちな、
天風にも、人生を変えるような出会いが
待っていて、
それは、頭山満（とうやまみつる）という大人物でした。
誰のいうことも聞かない、
クレイジーなと言ったら失礼でしょうけど、
そうですよね？
クレイジーな天風が、いや、幼少の頃は、三郎少年ですが、
頭山満を、心から尊敬し、生涯、師と仰いだのです。
ここでおさらいですが、
三郎少年は、その激しい性分から、
創意と工夫と努力をすることを厭わず邁進し、
武術も剣も書画の腕前も、
すべて人より抜きん出て最優位に立っていました。
なので、頭山満との運命の出会いから、
大抜擢という形で、
陸軍中佐と清国、今の中国に渡ったり、
軍事探偵になってスパイ活動をしたり、
その時、天風の豪胆さと俊敏さは、
遺憾無く発揮されたのです。
しかし、
ここで、天風に、
生死をかけた大ピンチがやってきます。
敵兵に捕まってしまったのです。
しかも死刑の宣告をうけて、
今まさに、銃殺の弾を受けようとしたその瞬間、
探偵の相棒である
橋爪という男の投げた手榴弾によって、
奇跡的な命拾いをするのです。
この探偵をしていた旧満州時代は、
食糧事情がかなり苛酷で、
腐った芋を食べたり、
ぼうふらのわいた水を飲んだりで、
当然というか、
死の病と呼ばれる
悪性の肺結核に侵されてしまいます。
病気の治療薬はなく、
名医にも、キリスト教の名のある牧師にも、
三郎の病気を治すことも心を癒すこともできませんでした。
そのとき、三郎は腹が立ちました。
世間的に著名で権威のある人でも、
その指導には、
理論もなければ、具体的な方法もなく、
愛情のこもった説明も無いじゃないか。
と。
で、まだまだ、
三郎が天風になるには、
紆余曲折が続きますが、
結局、
救いの道を求めてアメリカに行っても、
イギリスに行ってもフランスに行っても、
三郎の病も、心のこだわりも
何ひとつ解決されなかったのですが、
失意のどん底で、無性に母に会いたくなり、
一刻も早く日本に帰りたいと貨物船に乗ったのが幸いし、
そこでの、謎の老人との世紀の巡り合わせが、
三郎の命を救い、天風となる修行の始まりとなるのです。
で、老人に連れて行かれたのは、
ヒマラヤの麓の古いヨガの根拠地で、
謎の老人は、ヨガの聖者カリアッパ師だったのです。
それからというもの、三郎の苛酷な修行が続きます。
激しく落ちる滝壺で座り続け、
三郎の耳はだんだん研ぎ澄まされていって、
いよいよ、魂の夜明けを迎えようとしていました。
これから、天風の悟りと教えに入っていくのですが、
生きがいある人生を生きるために、そして、
人性の問題を解決する悟りと天風の慈愛のはなしは、
次回に、回したいと思います。
というわけで、今日も最後までお付き合いくださり、
ありがとうございました！
20年後も色褪せないものたち
https://naturalsuccess.jp/XBuddha/gold/special/#GMfFUu
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