奇跡の言霊療法

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おはようございます。

きょうは、

人間の想像力と恐怖と言霊について、

考えてみたい思います。

人は、何かを想像する動物なのでしょうか？

夜中に物音がしたら、家族か、お化けか、強盗か、

座敷童か、妖精か、ピーターパンか、宇宙人か、

と想像する。

自分の体を健康か病気かと想像する。

空を黒雲がおおったら、

これはただ事ではないぞ、と警戒する。

少ししたら、上から、大量の水が落ちてきた。

昔の人は、雷に対して、どんな恐怖を抱いていたのだろう？

閃光が走る、山を揺るがすような轟音がする。

実際、雷が落ちたときの激しい音は生きた心地がしない。

地響きや、遠くから聞こえるかすかな音が、

だんだん音量を増して近づいてくるに連れて、

恐怖の念は大きくなる。

やがて、人々は、いろんな現象を予測するようになって、

ことばで言い表すようになった。

かみなりとは、神と鳴りが合体したものらしい。

古代の人は、天の神、山の神、地の神に、

お米を供えたり、いけにえを捧げたりした。

昔の人は、恐怖の自然現象を神の怒りと想像した。

危険から逃れるために、神に祈りを捧げた。

祈りってなんなんだろう？

平和への祈りは対象が大きいけど、

個人的な祈りやお願いや、

感謝を述べたいときもある。

言葉で思いを伝える。

神社には祝詞という言葉で神様と会話する。

巷では、厄除けの呪文とか、

ちちんぷいぷい、痛いの痛いの飛んでいけ～

まで、見えない敵を追い払うことばが存在する。

それでは、

言霊のはなし・・・

世の中には、不思議なことが多い。

木村さんの、『すべては宇宙の采配』

という本から二つのエピソードををご紹介します。

木村秋則さんの同い年の知人がガンの末期で、

手の施しようがなく、余命１年と宣告された。

家族は葬式の準備にかかっていた。

もうダメだ…と諦めていた本人に木村さんは、

「ダメだと思ったら負けなんだ」と諭し、

言葉治療を提案した。

治療をして、排除しようとするから、

ガンは、シャカリキになって進行する。

だから、自分のガンに向かって、

「俺の体が完全にダメになったら、

お前たちガン細胞も生きていけないんだよ」

と、よく言い聞かせたらいいのではないかと、

木村さんは思った。

下手な化学療法を行うより、

手術ができないほど進行してしまったら、

「共生して、末長く生きていこうよ」

と仲良くなった方がいいに違いないと思った。

で、知人の彼はガンに毎日話しかけ、すごく元気になった。

余命１年と医者から言われ、死人のように生気がなかったのに、

見た目も元気を取り戻し、３年経った今もまだピンピンしています。

ガンになって転移したら、死が近い。

それは、思い込み、気のせいということになる。

おれは、絶対に治る、という根拠のない自信はどうだろうか？

分からないが、根拠のない自信は、無いよりあったほうがいいに決まっている。

なぜなら、行動を促すモチベーションになるからだ。

見えないものへの恐怖・・・

『箱の中身はなんだろな？』

というゲームがあるが、

見ている方は、本当にバカバカしいと思う。

でも、当人は、見えない箱に手を突っ込んで、

ギャーギャー悲鳴をあげて泣いている。

木村さんの奇跡のリンゴの成功は、

言霊なしでは語れません。

自然栽培というのは、肥料もやらない、

農薬もまかない、人間に例えるなら、

ご飯を一切食べさせず、具合が悪くなっても、

薬も飲ませず、「ちゃんと働け！」と

いっているようなもの。

そんな、朽ちかけ、倒れかけたりんごの木に、

「こんなにしてしまってごめんなさい」

「花を咲かせなくても、実をつけなくてもいいから、

どうか枯れないで耐えてください」

どにか頑張ってくれと一本一本の木に優しく触れて、

労わるように温もりが伝わるように語りかけた結果、

一つ二つと花を咲かせるようになっていった。

「木村は、ついに頭がおかしくなった」

そう言われるのが恥ずかしくて、怖くて、

隣の畑との境界線や道路沿いの一列のりんごの木だけ、

話しかけることができなかった。

８００本のうちの、

声をかけなかった８２本だけが枯れてしまった。

日本は言霊信仰の国です。

いつまでも、伝えていきたい文化の一つですね。

というわけで、

きょうもさいごまでお付き合いくださり

ありがとうございました！

子孫に残す教育法
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