2017年12月29日金曜日

ジャズピアニスト小曽根 真と師匠のゲイリーさん


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おはようございます!
X-Buddhaを学んでいると、やたらと師弟関係が気になて、
師匠は弟子に、どんな言葉をかけたんだろう?
どうやって導いたんだろう?

そんなことを常に意識しているので、
きょうは、ある先生と生徒の関係をご紹介しようと思います。

師弟関係のエピソードを通じて、
真の教師像のイメージを
膨らませてほしいなと思っています。


ヴィブラフォンの世界的巨匠ゲイリー・バートンは、
優れたミュージシャンを育てる教育者として有名です。

現代の音楽界に巨大な足跡を刻んだ彼が、
どんな演奏家を育てたのか?

私が知っているのは、ジャズ・ピアニスト小曽根真さん。

彼のことは、後でお話しするとして、
あとは、有名なジャズ・ギタリストのお二人を、
あげておきます。

一人目の、
1954年生まれのパット・メセニーは、
ウィチタのジャズ・フェスティバルに行き、
ゲイリー・バートンに演奏を聴いてもらいました。

そこで、彼の実力を認めたゲイリーは、
「君は本当に素晴らしい」と言って、
バンドへ加入させていまが、

13歳のとき独学でギターを始めたメセニーは、
そのとき、まだ18歳ぐらいでした。

そして、二人目は、ジャズ界の至宝で、
天才ギタリストのジョン・スコフィールド、
1951年生まれ。
彼も、25歳くらいのとき、
ゲイリー・バートン・カルテットに
加わって、色んなことを学んび巣立っていきました。

彼はのちに、
『マイルス・デイヴィス』のグループで、
レコーディングやツアーに参加し、

あとは、パット・メセニー同様、
グラミー賞の常連さんになりましたって感じですね・・・

で、話しは、小曽根真さんに戻りますが、
彼と、師匠のゲイリー・バートンさんとの関係は、
約35年の歴史があります。

小曽根さんが、バークリー音大の学生時代、
学長の家でパーティーがあったんです。

そこで、小曽根さんは、
ピアノでBGMを弾きましたが、
そのときのことを、ゲイリー・バートンは、
自伝にこう書いています。

「僕は結局、その夜の大半をピアノの周りで
うろつくことになる」

で、ゲイリーは、
小曽根を自分のオフィスに呼んで
彼の痛いところを、ズバッと指摘しました。

「おまえは伴奏のばの字も知らないな!」

で、更に、
いま習っている教師から
伴奏を学ぶのは難しいな、
あいつら自体が伴奏を知らないんだから・・・

と、
いうことで、小曽根さんは、
ゲイリーのバンドに入れてもらったわけですが、

それから月日は流れ、彼は、師弟関係の小曽根さんを、
ベスト・フレンドとか、パートナーと言って
人に紹介するようになったんです。

で、それにたいして、小曽根さんが
どう思っているかというと、やっぱり、
恩師っていう思いがあって、

自分でも、ベスト・フレンドという意識はあるけど、
対等とか、追い越したとかではなく、

今の、僕の音楽があるのは彼のおかげ。
僕が、クラシックに興味を持ったのも、
彼に教わった《音楽とは何か?》があったおかげ。

「超絶技巧で弾いて楽しいじゃん」
「超絶技巧、命!」
と、いうところにいた僕に、ある意味、対極の位置にある
クラシックの世界にも目を向けさせてくれた。

あのパーティーで彼に出会っていなかったら、
今の僕はいなかった。

それを、ゲイリーさんに言うと、「そんなことはない。
おまえの才能は俺じゃなくても誰かが見つけていたよ」

と、いつものように淡々と語ったそうです。

ということは、ちょっと待って・・・

潜在能力は、先生が発見して
育てていくものなの?

先生、メンター、師匠を探さなきゃ!
もしくは、見つけてもらわなくちゃ!

でないと、
才能の花は咲かないの?

と、思ったんですけど、

そのことは、置いておいて・・・

じつは、パーティーの一週間前、
バークリーで学生コンサートがあって、
そこで、ゲイリーさんは、始めて、
小曽根の超絶技巧の演奏を聴いて、
こんな感想を持ちました。

「この子はテクニックをいっぱい持ってるけど、
かわいそうに、音楽をどう扱っていいかわからない子供だな」

これが、小曽根さんとゲイリーさんの、
最初の出会い。

それから一週間後、パーティーの出会いがあって、
師匠は、小曽根さんに、
「おまえ、ちゃんと音楽が弾けるじゃないか」
と、言ったそうです。

ゲイリーさんは、どのタイミングで、
小曽根さんの30年後の未来を想像したのでしょうか?

きょうの内容を通して、
真の教師とは?、ヴィジョンとは?、
コミュニケートとは?、導くとは?、

このようなことを少しでも
感じていただけたら嬉しいです。


で、きょうは最後に、
仙人さんに質問があります。

生徒さんの才能を見つけて引き出して、
未来を想像するのは、やはり、なにか
教育者には、豊かな下地が必要だと思います。

生徒さんの可能性の幅を狭めないために、
自由でダイナミックな想像に直結する下地を作るために、
教育者は、どのようなことをすれば、
それを身につけることができるのでしょうか?
アドバイスをお願いいたします。

以上です。
というわけで、
最後までおききくださり
ありがとうございました!


参考:Barks Jp 5.24インタビュー記事より


セミナー動画はここから↓↓↓どうぞ
https://naturalsuccess.jp/XBuddha/gold/special/#GMfFUu








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