2017年12月7日木曜日

北野武入門















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おはようございます!
今日は北野武の話をします。

たけしが漫才ブームのころ、
着ていた洋服、覚えています?

イッセイミヤケでしたね。
イメージが崩れるからなるべく着ないでくださいって、
三宅一生の事務所から
電話があったという話は本当の話で、
雑誌のインタビューで本人が話していたそうです。

それ、よくわかりますね。
本当に似合っていませんでした。

赤、青、黄色、緑って感じの
原色を使った特徴のある図柄が
イッセイミヤケとすぐわかるんです。
でも、着ているのはショーのモデルじゃない。

当時は、ダブっとしたデザインが
主流の逆三角形のシルエットでしたから、
下半身は小さくて、派手なセーターが主役のようにみえて、
まるで歩く広告塔って感じでしたね。

しかも、イッセイミヤケといったら、
パリ帰りの一流ブランドなわけです。

ツービートのタケシは、
粗野で下品の代名詞みたいなイメージでしたから、
ぜんぜん着こなせていないし、
漫才の毒舌スタイルとはどう見てもアンバランスで、

だけど・・・

“誰の真似でもない”タケシがそこにいるって感じで、
今思えば、独特のオーラを放っていました。

イッセイ三宅のセーターを着て、
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
とか言うんですよ。マシンガートークで。

視聴率の高い公共の電波ですからね。
そりゃあ、メーカーも心配したかもしれません。
三宅一生のブランドイメージがダウンして、
売り上げがガタ落ちしたら企業としては、
困りますものね。

派手な衣装の毒舌家といえば、
「きみまろさん」を思い浮かべますが、
この方は、格式高い赤いモーニングを着て、
「あれから、40年…」と、適度な間を空けて、
ソフトに、客席をいじりますね。

たけしの場合は、
過激って感じでした。

ところが、たけしは、
年輪をかさねるごとに、
トゲトゲしさやギラギラがとれて
人間がまあるくなってきた印象ですよね。

さらに内側の教養がにじみ出て、
リーダーの器に磨きがかかるんですけど、
その一方で、率先して、体を張って
馬鹿なことをやり続けるんですね。
それがタケシ流って感じがします。

これに関しては、
キタノに対する世界の評価が
大きく影響しているようです。

日本では、一般的に、
“芸人が映画を撮った”という
見方をする傾向があるようですが、

タケシが、パンツ一丁になって、
どんなにおちゃらけようが、
海外では、まったく監督としての評価は
それが原因で下がることはないんです。

一人の人間が、
いろんな顔を持っているのは当然しょ、
っていう考え方のようです。

たとえば、母としての顔も大事だから、
育児休暇や会社内に託児所を作ったり、
個人を発展させるために、
会社や社会が個人にあわせてバックアップする。

私は、欧米社会に対して、
間違っているかもしれませんが、
そんなイメージを持っています。

まず個人ありきで、
男女平等っていう考え方も、
個を尊重した結果なのかな?
とも思えますね。

個を受け入れる土壌があるのは、
すばらしいと思います。

だから、逆に自己表現というか、
自己主張とかしなくて、
協調性ばかり植えつけられた、
昨今の日本人は面白くないかもしれないですね。
人間的にみて。

やっぱり、人は、面白いものをみたり、
体験したりすることにワクワクする動物です。
だから、奇抜で、とてつもない、
桁外れで、不思議で、
奇跡かと思うような非凡なことが好きですよね。

常に珍しい刺激を探しているともいえます。

むかし江戸で頻発した火事とケンカですが、
そんなものは無いにこしたことはないのですが、
でも、それが、ある種の「見もの」であったことは確かです。

そんな感じで、タケシのように、
自由な大人でいるために、
海外に視野をむけるのも、
いいことかもしれません。

想像と現実は違うかもしれないので、
実際のことは行って確かめたいですね。

海外の文化やしきたりを
肌で感じてみたいです。

フィールドワークですね。

カタカナ英語が氾濫する
我が日本ですが、
国際社会だから仕方がないですかね。

それから
日本語もいいですよ。
海外のあなたにぜひ、
日本語を覚えていただきたいです。

今日言いたかったことは、
タケシの派手なセーターが、
アートタケシの作品の色合いと似ているな、
だから、タケシの源流は、
今も昔も、かわらないのかな?
そんなことをお話したかったのですが、
時間がなくなっちゃってそこまでたどり着けませんでした。

なぜ、たけしが絵を描くようになったのか、
そんなテーマで、今度お話をしてみたいと思います。

というわけで、
今日も最後までお聞きくださり

ありがとうございました!

愛ある教育者になるために





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