2017年12月14日木曜日

天台密教の開祖『最澄』は教育のプロフェッショナル












おはようございます!
今日のテーマは、最澄さんです。

私は、歴史の詳しいところは知りませんが、
ところどころの個性的なエピソードを拾ってみると
結構、笑えたり感動したりで、
「日本史って面白いなー」って思い始めていて、

今日は、
そんな日本の小さな歴史の一ページを
ご紹介できたらなと思っています。

「最澄」さんは、天台密教のお坊さんですが、
真言密教の「空海」の方が有名ですね。

この二人を語る上で外せないのが、
遣唐使ですが、
遣唐使って、聞いたことあります?

延暦23年、西暦804年5月12日、
第16次遣唐使船4隻が、
難波の津を出航しました。

難波の津は大阪なのですが、
大阪市内のどこなのかは、
まだ特定されていません。

どうやら3箇所くらいには、
絞られているようなのですが。


大阪は東京についで、
日本で2番目めに大きい都市ですから、
川が埋め立てられたり、
どこもかしこも建物だらけで、
難波津の形跡や面影を探し出すのは、
困難なんですね。

で、最澄と空海に戻りましょう。
そのときの遣唐使船に乗っていたのが、
最澄と空海です。

船は別々だったそうですが、
一隻の船に100名から150名乗ったそうで、
想像したより多いですね。
どんな船だったのでしょうかね。

いずれにしても、
すべての船が中国にたどり着ける
という保証はなかった時代です。

当時の海洋技術というか、
造船技術というか、
まだまだ未熟だったのでしょうか。

遣唐使船に乗るように任命された役人が、
“死ぬよりはマシ”と言って、
あからさまに命令を蹴って、
喜んで処罰されていますからね。
誰だったか忘れましたけど、
ね?ユニークでしょ?
メチャクチャ個人主義じゃないですか!

日本史を覗いてみると、
本当に日本人は個性的で、
面白い人種だなって思います。
空海さんも多才すぎて、
宇宙人とか言われていますしね。

で、私が言いたいのは、
最澄さんを忘れて欲しくない
ってことなんです。

なぜかというと、
日本仏教、いろんな宗派がありますが、
それらの開祖の師匠が、最澄さんなんです。

最澄さんと空海の
一番の違いはなにかというと、
たくさんのお弟子さんを育てたか
どうかなのですが、

最澄さんは、あるとき、
弟子を育ることの重要性に気がついて、
それからの生涯を弟子の育成に費やしたのです。

忘れないうちに言っておきますが、
空海は天才すぎて、弟子が育たなかったのです。
よくある話です。
一流のプレーヤーが
一流の指導者とは限りませんね。

どんな宗派の開祖を育てたかというと、
全部ですね。
鎌倉時代に、鎌倉6宗という新しい仏教が登場しました。
それは、最澄さんが望んでいたことでしたが、
やっと、弟子達によって実現したことになります。

それまでの仏教は、国家や貴族のためだけに機能していました。

だから、庶民のための仏教が必要だったのです。
源平の騒乱や天変地異、
仏教界も腐敗して不安定な時代が続いていたのですが、
やっと誕生したのが新仏教の鎌倉6宗です。

鎌倉6宗とは、成立順に言いますが、
浄土宗、臨済宗、浄土真宗、曹洞宗、日蓮宗、時宗です。

浄土宗の開祖は、法然です。
法然の弟子が親鸞で浄土真宗を作りました。
法然の高弟の証空(しょうくう)の弟子が一遍上人で、
時宗の開祖でも踊り念仏のカリスマでもありました。

それから、臨済宗は栄西です。
栄西は、源頼朝にお茶を献上したり、

お茶の効能や栽培方法を説いたりして、
お茶で有名なのですが、

実は、中国から、お茶を持ち帰ったのは、
最澄なんですよ。
以外ですよね。

ついでに言うと、
せんべいの製法を持ち帰ったのは、
空海です。

私たちが
美味しいお茶とおせんべいを食べられるのは、
遣唐使船に乗って、命がけで中国まで渡った、
最澄と空海のおかげだったんですね。

ありがとうございます!

で、つぎに行きますが、
臨済宗の僧で一休さんが有名ですが、
臨済宗中興の祖、白隠禅師もいます。
白隠禅師が書いた書には、
オーラが漂っていますね。

あと、残すは、
曹洞宗ですが、宗祖は、道元さんです。
そして、日蓮宗は、日蓮さんです。

こうやって、あげていくと、お坊さんの
オールスターオンパレードですよね。

最澄は、二十歳で東大寺で正式な僧侶になり、
エリートだったにも拘わらず、
わずか3ヶ月で比叡山での修行に入ります。

この時の決意表明というか願文が残っています。
5つの誓願、誓いの言葉です。
血判とかしたんですかね?

その中の一つをご紹介して、
今日の結びにします。

誓願の五つ目です。
この現世で修行した功徳を自分一人のものに決してしない。
命あるものに広く廻(めぐ)らし与え、皆がこの上のない
覚(さと)りを得られるようにしよう。

はい、いかがでしたか?
最澄さん、記憶に残りました?

というわけで、
今日も最後でまおききくださり
ありがとうございました!

普遍の教育法『X-ブッダ 』
https://naturalsuccess.jp/XBuddha/gold/special/#GMfFUu


参考図書:伝教大師の生涯と教え
編者:多田 孝正





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