2017年7月24日月曜日

江戸時代も今も顧客リストは命!


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おはようございます!
今日は、Jr.コピーライター第12話の宿題をシェアしたいと思います。
12話のテーマは顧客リストの秘密です。

ビジネスとお客様は切っても切れない関係。
お客様さえいれば、何度でも、
ゼロからでも、商売はやり直せる。

そう言いますよね。

あなたは大福帳というものをご存知ですか?
簡単に言えば、
江戸時代の顧客リストです。

江戸時代、すでに掛け売りというものがあったんです。

商品先渡しで、代金は月末とか年末にまとめて支払う。
この大福帳には、名簿のほかに、売掛け金も記されていました。


よく、落語や、時代劇で、
長屋に商売人が集金しにやってくる
っていう場面がありますけど、
けっこう伝統的なやりかたなんですね。

いつの時代も、買う方は、
なるべく面倒なことはしたくないものです。

最初は、

急いでいるから…

じゃ、後でいいよ、

今は持ち合わせがないから、

では、のちほど…

イヤ、いますぐは無い!

では、いつなら…

じゃ、月末に来てくんな、

うちは、年末にまとめて払うよ、

みたいな感じで、

「コレ、つけといて!」

「ヘイ、毎度ありぃ」

の文化ができたのでしょうか。

たとえ後払いであっても、
払ってくれるんなら、
売るほうも売りたくなっちゃいます。

で、売りやすいってわけです。

現在でも、商品代金の支払いは、
現金一括払いの他にも、
後払いっていうのがあります。

クレジットとか分割とかです。

江戸時代の給金も月末払いが多かったのでしょうか。

それに、江戸っ子は、
『宵越しの金はもたねえ』
とか言いますよね。

それは、

江戸というところが、世界でも珍しいくらい、
日常的に火災が多かったそうで、

『家財がぜんぶ焼けてしまうよりは、
使ったほうがマシ』
みたいな考えが庶民にはあったようですね。

だから、商売人は、けっこう売掛け金を抱えていたんです。

顧客リストと、
未回収金のあるなしとかが、
きっちりと記載されていた『お店の大福帳』は、
商売の命綱であり、資産だったんです。

なので、これさえあれば、

たとえ、火事でお店が焼けてしまっても、
また、すぐにお客さんのところに行って、
売掛け金を回収したり、
商品を買ってもらうことができたんです。

でも、そんなに頻繁に起こっていた火事に、
どう対処していたのでしょう?

大福帳は紙でできています。
火事のときにうまい具合に持ちだすことができなければ、
建物と一緒に焼けてしまいますよね。

『火事だ~~~』
と、半鐘(はんしょう)がカンカンカンと鳴り響くなかで、
みんな冷静でいられるわけがない。

丁稚、手代、番頭、大番頭などが走り回って、
まずは、店主や店主の家族の命を守るのでしょうか。

とにかく、火災が起きた時の
商家のマインドセットは、
『商品は焼けても大福帳は死んでも守れ!』

『死んでも』と言ったかどうかはわかりませんが、

それくらい、大福帳は、
お店の命に関わるものだから、
それくらいのつもりで、
大福帳を守れっていうことですね、要は。

お店を守るための、
優先順位の問題ですね。

お店を守れば、主人も従業員も
食べていける、生きのびることができる
ってことですよね。

で、火事場の混乱どきに、
どうやって命よりも大事な大福帳を
守ったかというと、

とにかく、大福帳を
井戸に投げ込んでから避難したんです。

「え~~~~~?」

大福帳は紙だから、文字も消えて、
ぐしゃぐしゃになって、
溶けちゃうって心配すると思うんですけど、

洋紙ならいざ知らず、
大福帳は、日本が誇る和紙でできています。

そう簡単には破れません。
インクではなく墨で書いてあるので、
文字も滲みません。

紙も、書いた文字も、
乾けばハイ元どおり!

て、すごくないですか?
日本の紙の技術って。

和紙は、水に弱いイメージがありますが、
そんなことありません。

なぜなら、強くて長い繊維が複雑に混じり合っているからなんです。

深い井戸につかった大福帳を、
火事がおさまってから、
引き上げて、

バラバラにして、
また組み直して使うことができたんです。

なので、売り掛けのあるなしの証拠をもって、
代金を踏み倒されないようにできたんですね。

強い原料でできた和紙があったからこそ生まれた、
商売人の知恵と言えるのかもしれません。

って感じで、
江戸時代から何百年かたった現代の、
商売、ビジネス環境は変わりました。

第一、通販なんてなかったですからね。

すごい変わりようです。

今なら、どうやって、お客様のリストを守りますか?

よく、
顧客データが外部へ流出したとかが
問題になっています。

顧客リストが大事なことだけは、
変わらないことです。

一から、新規顧客を生み出すのは、
大変な労力がかかります。

だから、
一リストいくらで売り買いされたり
しているんですよね。

江戸時代の商売人が聞いたら、

なんちゅうこっちゃ!
って怒り出しそうです。

「大切なお得意さまを、
インターネットでいったりきたりさせやがって!」

そんな、お客様の特徴も江戸時代よりも、
多様化しています。

個人個人の好みも複雑です。

生活レベル、ライフスタイル、価値観、世界観、
家族構成、ものの概念、固定観念。

いろいろ、違いはあるけれど、
やっぱり、そこには一定のパターンがあったり、
ルールがあったり、セオリーが存在する。

同じ地球に人間として住んで、
生まれて、食べて、遊んで、学んで、
働いて、結婚して
子供産んで、親になって子育てして、

親の苦労が分かるようになって、
やり残したことに気がついて、
諦めて、死んでいく・・・

たとえば、ってことですけど…


で、宿題は、
自分の商売にとって、
適したリストか適さないリストかっていうことを、
チェックすることです。

あと、そのチェックポイントを
もっと掘り下げていきます。

お客様の好みっていっても、
世界観まで考えてみると、
もっと顧客心理が理解しやすいと思いますね。

もう一つの宿題は、
今回学んだことを、
インデックスカードに書くということです。

いつのようにマインドセットとして、
脊髄に染み込ませる。
何度も見返すことができるように書いておく
というわけで、
時間がきました。

それでは、今日も
最後までお聴きくださり、
ありがとうございました!


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