2017年5月18日木曜日

商売の神様・松下さん家の表札

経営の神様・松下幸之助とむめの夫人(昭和53年11月27日)






















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世界中から尊敬と賞賛をうけた松下幸之助は、
日本人の誇りである。

とくに、和歌山や阪神間の住人にとって、
松下さんはもっと特別な存在だったのではないでしょうか。

松下さんが亡くなったのが
1989年、平成元年だから、
もう26年も経つんですね。

松下さんは、経営の神様として、
1962年2月23日号の
タイム誌の表紙を飾るほどの人物でした。

私が偶然みつけた西宮市の松下邸。
純和風建築の板塀の木目の色と
表札が記憶に残る。

塀の木目に程よく経年の渋みがかかり、
木の表札には松下と書かれている。

フツーの表札!
っていうかむしろ地味。

良寛風のすっきりした自由な書は
強さを内に秘めている。

地味な表札がなぜか目立っていた。
本物の富豪の家はシンプル。

装飾的なものが何もない、
無駄な色が全くなかった記憶がある。

だから
決して太くない松下という書が
目立っていたのでしょうね。

天然素材の木と天然素材からできた墨の調和。
芸術ですね。

周りの自然環境を意識して、
家だけが目立たないように、
配慮して建てているのかな。

奥ゆかしいですね。

奥ゆかしいといえば、
松下幸之助の妻・むめの夫人です。

病弱で休みがちだった幸之助に変わって
起業して16年間は、
ビジネスのすべての経営の
采配をふるっていたそうです。

しかし、むめのは、
ひたすらマスコミからの取材を断り続けた。
ひたすら沈黙を守り続け、寡黙を信条としていた。

むめのは感じていた。
夫婦を陰陽でたとえると、
自分の方が陽で、
幸之助が陰。

本社が門真市への移転が決まり、
人材も育ったころ、
むめの夫人はある決心をします。

自分が第一線で働いていたのでは、
夫のためにならない。
そう判断したむめのは、
ビジネスの一切から手を引いたそうです。

それまで、経理、人事、副社長まで
主だった役職はすべてやっていた。

それからのむめのは
新たな立場で幸之助を支え続けます。

松下幸之助には壮大な夢があった。
むめのは、その夢に自分の夢を重ね合わせて
一緒に実現しようとしたんです。

松下幸之助は、16歳で
今の関西電力に入社。

上司にソケットの提案をしたら、
ボロクソに反対され、図面まで投げられた。
それで頭にきて
7年勤めた会社を即辞めて独立した。

起業して最初は大変だったんです。
むめのは花嫁道具の指輪や着物を
質に入れて資金源にしていた。

これに対してむめのは、

「私は質屋通いをしました。だけど、
生活を支えるため、食べ物、着るものの為に
質屋には行っていません。
仕事のために必要な資金のために質屋に行きました。」

質屋通いは商売の資金作り
と常に言っていたそうです。

どんな状況下でも夫をたて、
ポジティブでプライドを忘れない。
幸之助を信じきっているところに
むめのの強さを感じます。

幸之助は最初は食べていくため、
我が事業のため商売のために必死で働いた。

だが、30代半ばを過ぎてからは、
目標が外に向き始めます。

単なる企業や事業の成長ではなく、
この国から貧しさをなくし、
誰もが幸せになれる楽土を建設する。

そんなとてつもなく大きな目標を掲げたのです。

その実現のために立ち上げたのが、
松下政経塾。そのとき幸之助は85歳でした。

日本と世界の行く末を好転させるのは若者。
その原動力となる若者に
いろいろなことを伝えないといけない。

幸之助は残りの人生を、
才能ある青年の育成に
残るすべてのエネルギーを
死ぬ間際まで注いだ。

私はついつい仙人さんと比べてしまう。
共通点や相違点を
無意識に思い描いている。

で、ほとんどの場合思うのは、
世の中にインパクトを残す人物というのは、
非凡であるってこと。

運命の上手をいく。
自然にそうなるようになっていく。

例えば、病弱な幸之助が、
経営の神様と言われるまでになった。

幼少期は虚弱体質でよく高熱を出し
学校では頭がおかしいとまで言われた仙人さんが、
いまは難病患者の治療家として、
常に予約の患者さんを抱えている。

二人とも、
松下さんも仙人さんも
小学校中退…

松下幸之助が、
わが事業の利益の追求から離れ、
日本から貧乏をなくし誰もを幸せにしたい。
そんな大きな目標にシフトしたように、

仙人さんも、Jr.コピイーライター養成スクールをはじめ、
様々なスクールを通して日本を良くしようとしている…
この世の中から病気をいうものを無くしたい!

ということで、
最後に幸之助さんの言葉でしめたいと思います。

「失敗したとことで止めてしまうから失敗になる、
成功するところまでやれば成功する」

今日も最後までお聞きくださり
ありがとうございました。


※以下の著書を参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
「神様の女房」 高橋誠之助 著
「苦労と難儀は違います」 荒川 進 著


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