2018年2月1日木曜日

中村天風・運命を拓く 後半


ユーチューブで聞く場合は↓ここをクリック


おはようございます!

中村天風、運命を拓く、後半です。
今日は、天風語録を少しですが
お聞きください。

まず、前回のおさらいですが、

天風の幼少期の激しい性格、
過ち、運命の人、師との出会いがあり、
つぎには、満州でのスパイ活動で死にかけ、
奇跡的に、命は、拾われたものの、
不治の病いに冒されてしまった。

で、その救いをアメリカ、英国、
フランスでの生活に求めたが
何も解決しないまま、

失意のどん底で、
最後は、無性に母親に会いたくなり、
日本へ帰ることを決意。

そして、
矢も盾もたまらず飛び乗った貨物船で、
謎の老人、ヨガの聖者と出会い、

藁をもすがる思いでついていった
ヒマラヤの麓での過酷な修行の末、

ようやく天風は、魂の夜明け、
悟りを開こうとしていた。

ここまでが前回の話でした。

で、今回は、
天風の教えを少しでもお伝えしたいと思うのですが、
どこに的を絞るかで悩みましたね。

で、どこのデータが知りませんが、
日本人の3人に1人がガンで死ぬと言われている中で、
それでも、元気に長生きしたい、
次の世代の人たちと一緒になって、
世の中の役に立ちたい、使命を果たしたい!

そんな、志のある熱いあなたのために、
「運命を拓く」第7章から抜粋して、
天風さんのメッセージをお贈りしますね。

あえて、本の通りにお伝えすることで、
天風さんの言葉遣いや表現方法から、
その時代や、深い意味やフィーリングを
感じていただけたらなと思います。

では、天風語録をどうぞ。

女の人も、孫ができて、ひ孫でもできると、
すっかりおばあちゃんになってしまって、
何の意欲もなくなり、
「ただもう、お寺参りでもするのが楽しみで……」
とかいう。

何をいっている。いくつになっても、いかなる場合も、
自己向上を怠らないようにすること、これが自分の
命の本来の理想的な活き方なのだ。
 
そういう気持ちを持っていると、いつまで年老いても、
極めて壮健で元気よく、人並み以上の若さと溌剌さに
満たされ、その生命というものは、活躍してくれるのである。

 そしてまた、
そうした活き方をする人の言葉や行いというものは、
何も自分で意識的にしなくても、期せずして、進化と
向上に順応することになるのである。だから、自分の
生命を萎縮させることが断然ないのである。

若々しい、力強い精神状態を、常に、自分の心に
もたせ、我が心を、常に戒め励ます。
その気持ちが薄くなってしまったら、もう
戒名書いてもらって、さっさと焼き場へ
行ってしまった方がいい。


私が事業家にいいたいのは、ここだ。
宇宙霊から、これをしろといわれないのに、
自分の欲望でもって、しようとしたことは、
そう滅多に成功するものではない。

事業に成功するのは、自分が欲望から離れて、
何かを考えたときに、また、その考えたことを
実行したときに成功するのだ。
 
同じ事業家でも、欲の固まりでやる者と、
「この仕事で、世の中の人のために、
本当に役立つものを提供しよう」という気持ちで
やるのとでは、その結果が全然違うのである。


天風さんの教えは、私たちも
なんとなく知っているものが多いです。

天風さんを知らなくても、
門弟である多くの著名人の言葉になって、
私たちは天風哲学を知ることができていますので。

たとえば、
東郷平八郎元帥、松下幸之助さんなど、
政・財界、官界、法曹界、芸術家、スポーツマンなどが、
天風の元に入門しました。

天風さんの教えは、日々の生活に希望がない、
「生きているから生きているんだ」
そんな、無価値で、無意味な人生に
信念を与えてくれるかもしれません。

創造する意欲をもって、
何事も恐れず、積極的に活きなさい。
という教えがありますが、

「いやいやいや、恐いこと多いでしょ…」
というあなたに、

この世の中や人生には、
滅多やたらに恐ろしい
ということはありはしない。

恐ろしいと思っているのは、
自分の心なのである。

今まで活きて来た過去を考えてみなさい。
のべつそんなに恐ろしいことがあったか、
なかったか。

では、最後に、病と運命に対して・・・
 
こだわれば、こだわるほど、病も癒りが遅いし、
運命だって、挽回するときが遅いのだ。
人間というものは、浮き沈み、
波の高低のあるところに活きている。

晴天の日もあれば、雨の日もあれば、
風の日もある。そのたびに、
自分の心を苦しめていたらどうなるか。
病のときに、病にこだわれば、病に負けてしまう。
 
運命のよくないとき、運命にこだわれば、
運命に負けてしまうではないか。
 
だから、病でも運命でも、消極的な気持ちにしないこと。
病は忘れることによって治る!

『人間は、健康でも、運命でも、心が、それを、
断然乗り超えて行くところに、生命の価値があるのだ!』
 天風さんは、ヨガの聖者からこの言葉を聞き、
「そうだ!」と思った。
昔は、大家族で生活していて、身近なところに、
長老さまがいて、
叱ってくれたり、世渡りの術を教えてくれたり。

若い人たちにも天風の言葉を聞いてみて欲しいな。

というわけで、
今日も最後までおききくださり、

ありがとうございました!

視聴音声完全版・第1話から順次配信
https://naturalsuccess.jp/XBuddha/gold/special/#GMfFUu








0 件のコメント:

サイダーとヨーグルトでラッシー作ってみた

音声はユーチューブで ラッシーが飲みたい ラッシーとは カレーと相性が良くて 辛さが和らぐ白いソフトドリンクで それを飲みたいって思って カレー屋さんで飲んだ印象では 飲むヨーグルトっ...